ごろごろ雑魚寝

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初恋ゾンビを平積みにしてくれ

あっちゅーまに12巻が発売されました。この刊行ペースありがたい。とはいえ、こんなに面白くて大好きな作品なのにいつまでも本屋で平積みにならない…解せぬ。ええ、全く解せません。ので、この思いを書こうと思います(文字ばっかです)。


初恋ゾンビは初めの頃こそタロウと指宿くんとイヴで初恋キューピッドしてるんですけど(いやそのパートも面白いんですけどね!)、その後指宿くんが開花してからが可愛さ余って超絶見ものです。


あと、ゾンビものではないのでスプラッタしてないですよ!





①指宿くんがかわいすぎる。

この漫画のヒロイン?のうちの一人、ジャンル分けするなら所謂ボクっ娘(あれ?ボクっ娘ってもとの性別どっちだ?)。

だいたい少年ラブコメボクっ娘というと3番手以下の当て馬なんですが、初恋ゾンビでは大大大本命のうちの一人です。


なにが可愛いかというと…最近はもはや溢れ出る好きが止まらないチョロ可愛さ!アンタもうそれ女の子の顔でしかないで…って瞬間が徐々に、それはもう増えていきます。最新12巻は爆弾のようでした。もう、すぐ真っ赤になるんだから…!!

この作者さん、前作もそうなんだけど男女の性の機微を描くのがうますぎる。


男の子と思われたいのにミニスカのメイドやらサンタやら可愛い女子が着る服を差し金のままに度々着てみたり、初めてできた学校の女友達にデレデレしてみたり、手作り弁当美味しいって言われて嬉しすぎて物陰でぴょんぴょん飛び跳ねてみたり…破壊力が高い…にやにやせずにはいられねーぜ。





②爽やかなラブコメ

ど真ん中ハーレム系少年ラブコメマンガかと思いきや、このマンガにはラッキースケベがほぼほぼありません。

まあ、男の妄想・初恋ゾンビが浮遊してるからしれっとパンツ丸見えだったり、頻繁にセクシーな服装したりしてますが。笑


初恋ゾンビは、男の初恋相手の妄想が形になった姿。これがあるので感情が常に丸見えで、主人公がもんもんフラフラする姿にイライラすることがありません。そして主人公タロウはそもそも省エネ男で頭がいいので、潔く自分の感情と向き合ってくれます。

逆に言うと、イヴに指宿くんに江火野にと、ヒロイン3人に揺れるタロウの心はすべて、初恋ゾンビが見える指宿くんには筒抜けなので、お互いにかわいそうなんですが(笑)



かといって、心理描写が雑なのかといえばそれは全く違います。丸見えだからこそ生まれる感情と展開と、見えない人にはあたふたする二人が面白くて、熱いのです。



指宿くんは、タロウに自分の気持ちに気付いてってずっと想ってるのに、気付いたら気付いたでわたしは男だって言ってみたりで全然進展しません。それはただの迷いとか固執だったり、自分を原型にしたイヴが常に見えていて、そのイヴに意思があって仲良くなってしまっていることだったり、原因は様々です。

そんなこんなしてる間に江火野さんが爽やかに青春を募らせて、タロウの初恋ゾンビのイヴにも影響出てきたりで非常にやきもきする。でも江火野さんがこれまたいい子なんだわ…ああ、つらい。


指宿くん、そんなに時間はないんだよーーー。わたしは二人が幸せになる未来がみたい。


でもくっついたらきっとイヴは消えてしまう。しかも最近は消えたくないのか消えたいのか、どうやって消えるのかずっと悩んでるようにも見える…。そんな中、イヴがタロウに怒る。まぁラブがコメってすぐ解決するんですけど、その後タロウはイヴに、自分が怒ったことに対して正直にどう感じたのか聞きます。イヴは、自分自身のことではなく、タロウを傷つることになってごめんって答えるんですよね。イヴはタロウの妄想だから当たり前っちゃ当たり前だけど、なんていい子なんだーーーー!!!



そんなこんなで、可愛くて、爽やかで、切なくて、続きが気になる作品です!!


見ずに書いたから少々ずれてるかも。だめだ、また読もうーー!!



そんなわけで、爽やかなラブコメを求めている方は是非。